春のうららかさを感じよう

【思い出】上野精養軒での本格フレンチ

みなさんは、本格フランス料理🇫🇷での失敗を経験したことありますか?その失敗を目の当たりにした笑える話。

フランス料理のマナ-には参りますね。箸とスプーンだけあれば、世界中の料理は不自由なく平らげるのに、やれナイフやフォークがどうのこうの、ナプキンや座り方、食事中の音がどうのこうのと、とても気を使う😪。ましてや服装までと…、もう勘弁💦

一般的には、オードブル→スープ→魚料理→肉料理→フルーツ→コーヒーもしくは紅茶の順で運ばれて来る。目の前のお皿の両側に、それぞれにフォークとナイフが数本揃えられている。

話は30数年前、私のいとこがアメ横で商売を成功させた商工人の御曹司に嫁入りすることになった。朝大で知り合って数年間、仲睦ましく大恋愛の末に結ばれたらしい。(朝大は良いところですね〜、羨ましい💕)。

そこで見栄っ張りの新郎のアボジは気合が入り、結婚式を格式ある『上野精養軒』で、それも料理は高級フランス料理🇫🇷で振舞うことを決心した。会場は約300人の参席者が参席し、色とりどりのチマチョゴリが華やかで、それはそれは壮観でした。

20代の私も正装して出向いたが、親戚とはいえ若輩者は、着席の末席に回された。自分の円卓には新郎のアボジの商売柄、少しケバイ「アメ横の売り子」のオモニたちが同席だ。少し補足すると「アメ横のオモニ」たちは、日頃の商売柄、パワーがみなぎって、声は大きく態度もでかく、ゆずることをせず、少し横柄なところがある。たとえるなら「和田アキ子」が数人集まったテーブルと表現すれば分かりやすいかぁ?

少し気おくれして小さくなっていると「あんたのオモニ良く知ってるわよっ」「いくつなの?」「へぇ~25歳?」「いい男ね~💕」「私があと20年若ければ付き合いたいくらい💘」(こっちから願い下げでぃ~と心の中で悪態をつく私😐)と、遠慮もなくバシバシ話しかけて来る。その図々しさが、少しケバイ「マツコ」にも似ている🥵

周りを見渡すと、本格フレンチだけあって、テーブルは6人ほどでゆったり構えている。でも自分の席は、どうも人数合わせで詰め込んだか、8人がギッチギチに座っている。「ファークとナイフ」は所狭しと、お皿の両横に綺麗に並べられている🍽。

頭の中で「フォークとナイフは端の方から…」「ハの字に置けば食べてる途中、食べ終わったら横に斜めにそろえる」「ナプキンは膝の上…」「スープは手前から奥へ…」「音は立てない…」などマナーを予習しながら、両となりの騒がしい世間話に耳を傾けていた。すると隣のオモニが、フォークとナイフのマナーのうんちくを隣のオモニに教えていた。心もとないが…🍽

結婚式は滞りなく進行し、いよいよ本格フランス料理🇫🇷が運ばれてきた。オードブルから始まりパンが運ばれてきて、次に「真鯛のソテー」だ。両端からフォークとナイフを選びながら美味しく完食して右側にそろえる。そしてメインディッシュの「和牛いちぼのロースト」がジャガイモやズッキーニ、アスパラに添えられて運ばれてきた😋

「よしっ、端からフォークとナイフだな🍴、これが肉用のナイフか~」と肉を切りかけたその時、左側が騒がしくなった。「ちょっとあんた~!」「あんたのナイフはあっちでしょっ!」「ほら右に5本ナイフがあって、左に5本フォークがあるのよっ!」「あんたがここのを使うと私のが足らなくなるのよっ!」とかなり怒っている。

すると右となりのオモニも「ほらほら、あんたのはあっち!」「足らなくなるから、いい加減にしてよねっ!」と、テーブルのあちらこちらで、もめはじめている。6人テーブルに8人も詰め込んだので、隣のフォークとナイフがギシギシに詰め込まれた状態になっている。しまいには肉のナイフでフルーツのメロンを切っているオモニもいれば、大きなフォークでデザートのケーキを食べているオモニもいて、もうこのテーブルだけはマナーもへったくれもない。

食べたことがない高級食材を腹に詰め込んで、お祝い金の元を取れれば良いや~状態🥵ビール🍺やワイン🍷の酔いも手伝ってか、声はでかいし、超パワフル😝 ここのテーブルだけは一般の結婚式と変わらない状態でした。まあ、とても絵になった私のいとこの結婚式でした💘 チュッカハンミダ!!!

やはり高級フレンチ🇫🇷は、マナーを守りながら優雅にドレスアップして~「アイグゥ~ マシッタ💕」ではなく、「セボーン😍」「デリィーシャス😘」などと上品につぶやきながらいただきたいものですね~😻 私のガラじゃないかぁ💦💦💦腹壊しそう~。

2 COMMENTS

カトラリー⁉️(^^)

テーブルマナーは いつ頃から?気になって調べた。(以下、コピペ)

15世紀になると、いよいよ本格的なテーブルマナー専門の指南書が登場します。イタリアの名家・メディチ家のカトリーヌがフランスの王家に嫁いだ際、付き添ってきた料理長がフランスのテーブルマナーの野蛮さにおどろき、カトラリーの使い方などをまとめた「食事作法の50則」が生まれます。これが世界最初のテーブルマナー専門書だと言われています。

成る程、イタリア人🇮🇹が、始めたんですね。カトラリー⁉️。(^^)

投稿者💕

カトラリー⁉️(^^) さん
 さっそく、ありがとうございました。
しかし、マナー 辟易💦
「はし」と「スプーン」で充分です💕 あと、片膝立てて食べれば~もう完璧😜

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