初夏のうららかさを感じよう

LGの創業者ー具仁会

創業時代のまとめ

1960年代は韓国経済の自立と近代化のための基盤を構築する年代となった。

金星社ではラジオ普及の増進のため経営収支と技術の蓄積、確保の面で大きな進展を見ることになった。1964年、綜合電子電機工場を竣工させ、跳躍の時代を迎えた。

金星社(現LG電子)が開発した白黒テレビ

1960年、扇風機。1964年、冷蔵庫。1966年、白黒テレビ。1968年、エアコン。1969年、洗濯機、エレベーターなど。金星社は国内最初の国産化に成功して国民生活の革新に大きく寄与したのである。

1969年には、18品目の電子、電気製品をはじめ通信機器、電線など生産の領域を拡大し、100億ウォン台の売り上げ規模で、創業10年にして239倍の飛躍的成長をとげた。

同時に、1962年、韓国ケーブル工業設立、1960年代末には金星電線、金星通信を設立して韓国電気、電子産業の成長を主導した。

1969年には、グループ本社をソウルに移転して、本格的に全国時代の幕開けとなった。

当時、LGグループは樂喜化学、金星社、半島商社、湖南精油、金星販売、韓国コンチネンタルカーボン、湖南電力、金星通信、国際新報、慶南日報など、多角的な事業領域を構築して、1970年代の飛躍を構想していた。

さらに具仁会は、企業の利潤の社会還元と寄与をはかり、文化財団を設立して奨学育成事業、文化事業、社会福祉事業を目的とした蓮庵文化財団を作り上げていた。

しかし、これらの事業を主導していた蓮庵・具仁会会長は、1960年を締めくくる1969年12月31日、円熟した人生の頂点に立ちながら、あまりにも惜しまれる年令で永眠したのである。

その後の運営は、長子相続の伝統にしたがって長男である具滋暻にまかされることになった。

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1 COMMENT

28三井さん~

まさに一族財閥ですね~😊 役員に「具」さんだらけ~💦
日本にも大物の「具」さんがいたけど、親戚かな?
それにしても、韓国といい、中国といい、ロシアといい、財閥が幅を利かせますね~👀
それなりに企業努力があるんだと思うけど~👍

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